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s_note.png タンニンなめし革製品のお手入れ方法と取り扱い s_note.png

h2.png お手入れ方法


 革のお手入れに関しては、初期の状態を維持すると言うよりも、経年変化のよい方向付けをしてあげることが大切だと考えています。しかし、過ぎると革本来の腰がなくなり立体に作られたものは型崩れの原因にもなりますので、革とはつかず離れずの付き合いが必要だと感じます(あえて崩したり、使い込んでクタクタになった革も魅力的で味わい深いので、一概には言えないのですけれど)。
 また、お手入れの為の保革用品にはたくさんの種類があり、成分によって見た目の経年変化も様々ですので、これも楽しみの一つだと思います。

 お勧めのお手入れ方法は、普段はブラッシングや乾拭きのみにして、油分の抜けを感じたときや、2~3ヶ月位に一度の割合で保革用品を少量ご使用いただくことです。
 ちなみに、私はいつも豚毛のブラシを使い、なるべく動植物由来の成分で出来ている保革用品を使用します。オリジナルのRosillia Leather Waxは、タンニンなめしの革との相性がよく、私共の製品にお勧めさせていただいています。
 ブラシに関しましては、埃を払うなどの用途には柔らかな馬毛を、革表面や縫い目に溜まった余分なワックスを落としたり、磨きに用いるのには腰のある豚毛ブラシ(革用の硬さの豚毛ブラシです)が適します。縫い目に溜まったワックスは、使いふるしの歯ブラシを軽く使うとさらにキレイに取り去れます。

 保革用品の中でも守備範囲が広く使いやすいものはエマルションタイプです。「どれを使っていいのか分からない」、「たくさん種類がありすぎて迷ってしまう」という方は、まずこの乳化されたタイプをお使いになられてみてはいかがでしょうか。

 動物性の油脂は革を柔らかくしやすい傾向があります(Fat < Oil)。特に、Neatsfoot Oil等の常温時液体の油は、元々の加脂量が少ない硬い革をソフトにするのに役立ちますが、製品化後の革には最小限の使用が良いようです。
また、イタリアのバケッタレザーにみられるように、動物性の脂は浸透しにくいですが抜けにくくもあります。

 可能な方は、革だけではなくファスナーやホックなどの金属パーツにもシリコンオイルなどを注油すると、使い心地や金具の持ちがかなり違ってきますのでお試し下さいませ。

h2.png より好い状態を、よりながく


 やっぱりモノは長く使いたいですから、いくつか革製品の禁忌&推奨事項を挙げてみました。

  • 硬貨やカードなどを入れ過ぎると、革が伸びすぎたり型崩れするので避けるようにします。また、中身を入れ過ぎるとその部分が出っ張り、集中的にすり減るので劣化の原因となります。
  • 先ずは、いつも携帯する所持品の量に合ったサイズの容れ物を選ぶことが大切かと思います。
  • バッグに入れた際のカギや、革製品を扱うときにアクセサリーや爪など、鋭く硬いものをなるべく当てないようにします。
  • 財布などをパンツのポケットに入れると、汗による水分や擦れ・圧力が同時に加わります。もしポケットに入れて携帯する場合でも、座るときや多量に汗をかくときには取り出しておくことをお勧めします。
  • 革の油分が抜けすぎるのを防ぐ。
  • 初おろしの際、あらかじめ保革用品を使っておく。
  • 濡らさない。特に水分と熱を同時に加えない。
  • カビの発生を防ぐため、高温多湿の場所に長期間放置しない。特に最近、日本の夏季は高温多湿になっているため、注意されておかれた方がよいかと思います。

 上記のいくつかは、絶対にしてはいけない というようなきっちりしたことではなく、それぞれの方のスタイルに合わせながら頭の片隅に置いておく位が丁度よいと思います。
しかし、長期的には違いがでてくることですので、ちょっとした意識を持っておかれるとよいのかもしれません。